日本の発生学を知る写真シリーズ|武田研究室

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日本の発生学を知る写真シリーズ|武田研究室

日本の発生学を知る写真シリーズ|武田研究室

第6回は、本学会の事務局を 2008 年度から 2009 年度まで務めてくれた東京大学の武田研究室の紹介です。
(2010/06/25)

左:ゼブラフィッシュ(熱帯魚)の胚、右:左と同じような胚を蛍光色素で染色し、背側から見たもの
動物のからだは節(ふし)的です。昆虫や環形動物(ミミズなど)ならわかるが、われわれ脊椎動物も?と思うかもしれません。でも、一皮むくと我々のからだも節的です。例えば背骨は椎骨という単位(節)がくり返し、筋肉と神経もこの節構造に従って配置されます。椎骨の原基は動物が発生する際に作られますが、整然としかも正確にできるこの美しい構造は、発生学者を長年魅了し続けます。私もその美しさに魅された一人です。
 この規則正しいパターンを生み出すには、細胞内でヘアリ転写因子の周期的発現振動をコアとする分節時計と細胞間で振動を同調させる仕組みが必要であることが最近わかりました。

図説明
左:ゼブラフィッシュ(熱帯魚)の胚:背側(左側)に節的に見える構造が椎骨の原基右:左と同じような胚を蛍光色素で染色し、背側から見たもの。椎骨は左右一対の原基から作られる。正中の構造は脊索。細胞一つは10ミクロン、胚の直径500ミクロン(0.5mm)
(文責:武田洋幸)